いよいよレイチェル・リンド夫人と対面!

💥アンがマリラたちに引き取られることになる前は、咲き誇る花たちに会ってもすぐに孤児院に戻されてしまい、別れがつらくなるので、庭に出る勇気もなかったアンが、やっとお庭の花たちやご近所の小川や橋、泉、藪などとお近ずきになり、目を輝かしてグリーン・ゲイブルスの周りで発見した興奮を逐一報告しては、マシュウの満足げな微笑みを誘います。

マリラもいつの間にか聞き惚れてしまっては 我に返ること数回。
そんな時、マリラにぴしゃっと「お黙り!」と言われても、アンは懲りずに何回でも報告を繰り返すんですね。

グリーン・ゲイブルスに居られることがそれ程嬉しいのと、ここの自然がそれ程美しいのだと思います。
私はまだ行ったことがないのですが、、、。

もしアンが1年で一番美しい6月に来たのではなく、殺風景な木枯らしの吹く11月に来たら物語が随分変わるかと思います。

マシュウとの駅からのドライブで、「歓喜の白露」に心奪われるなんてことはありえなかったでしょう。

「雪の女王」や花の中に住む蜜蜂にも会わなかったでしょう。

ハモンドさんの木挽き小屋の寒々しい風景とあまり変わらない位な印象だったかも?

私達読者も同じ思いをしたかもしれません。 プリンスエドワード島の美しい情景もアンを読む楽しみの一つです。

話に戻りますが、マリラがアンのいつまでも続く話を聞いてしまうのは、長いこと無口な兄との静かすぎる暮らしの中に無かった 華やいだ、雰囲気を楽しんでいるのでは?と思えて来ます。

私も無口な男3人と暮らしているので、喋りたいんです。 つまらないですよ。
だから猫と喋ったりしています。

男の子4人を育てた母の従妹が 4人姉妹のうちの玄関に入るなり、「ああ、なんてきれいな靴ばかり、、、! 赤やピンクの靴がうちの玄関にあったことなんて一度もない、、泥だらけの 右と左の靴がとんでもなく離れて転がってるのが4人分もある玄関って美しくないわよ。」と嘆いていたのを思い出します。

美しい物をこよなく愛すアンが 今度は何を見つけて来たのか、自分たちには慣れきっていて目にも止まらない小さな喜びを、大発見の様に報告する女の子のお喋りが、心地よく響いたのだと思えます。
小鳥がピーチクパーチクさえずるのを聞くような、小川がさらさら流れるのをきくような、、、。

アンが初めて来た日、男の子じゃないから 私は要らないのね、こんな悲劇的なことってないわ!、、と言うのを聞いて マリラはほんの一瞬口元が緩みました。 大仰な言葉を小さな女の子が使うのに、私達もふっと可笑しさを感じます。
でも、この瞬間からマリラはアンを好きになったのではないかしら? と思ってしまいます。

マリラはこの先、アンの口から様々な綺麗な言葉を耳にすることになるとは 思いもしなかったでしょう。
「紫水晶って、スミレの魂だと思わない?」 「木々が眠りながらお話しているのを聞いてごらんなさい」 「誰かが春が来るまで森を木の葉の毛布でくるんでしまった様よ」
マリラでなくとも楽しみです。 

アンを引き取る決心をしたと聞いて マシュウが「甘やかさない程度に あの子に優しくしてやっておくれ。」と言います。
マシュウって本当にいい人!

これからリンド夫人の心無い言葉に アンが泣いて怒りますが、マシュウこそ「わしの可愛がっているもの」を傷つけられて、心で泣いていたと思います。😖 
ホント、マシュウっていい人!



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