心優しいマシュウ ②

🎀前回マシュウがマリラに無言で アンを引き取りたい、と意思表示をしましたが、それが功を奏してマリラに引き取るのが自分たちの責任のように思えて来た、、、という風に事態が流れたあたりでした。

雇った以上はとことん働かせるタイプのブリュエット夫人に引き渡すか,,と聞いてマシュウは言います。

「たとえ犬だって、わしのかわいがっているものは、あのブリュエットなんかにやるものか」といつにない口調で主張します。

ってことは、マシュウは1~2時間馬車でアンとドライブをしただけで、アンの心に触れ、「自分の家」と呼べる温かい家庭を夢見て来た小さな女の子を、見る者すべてを美しいと感じ、いとおしみ、名前まで付けてしまう女の子を 愛してしまったんですね。

たった1、2時間で 「わしの可愛がっている」、、になったんですね。 女の子と聞けば逃げるようにしていたマシュウが、、とマリラが驚き、アンが 「マシュウには魔法をかけてしまった。」というわけです。

翌日マリラもスペンサー夫人の家までの1時間ほどのドライブで、魔法をかけられ、アンの言葉遣いや心の在り方に「善」を感じ始めるのが読んでいて嬉しいです。

お祈りを憶えさせようと居間に祈りのカードを取りに行ったアンが、壁にかかったイェス様の絵を見て、自分の想像をマリラに語ったり、

子守をさせられていた時、ガラスに映った自分の姿に名前を付けて1人の友達として想像したり、谷のこだまにもヴィオレッタという素敵な名前を付けてお話していた話など、結構長い話をマリラはずっと聞いているんです。

実際家のマリラが、なぜこんな話をもっと早く切り上げさせなかったのかとも思いながらも、何故だか聞き入ってしまっている自分にハッとする、、素朴に勤勉に、平和にしかし単調な暮らしをしてきた初老の女性が、満足はしているが この暮らしには何かが足りないと感じていた証なのかもしれません。

心の中の1%の物足りなさだったかもしれませんが、何十年と変わらない生活にある日、現実として「春」を思わせる様な女の子が、瑞々しさを振りまいてくれたら、心が自然と開いてしまう、、と私は思うのです。💥

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