タンクレディ

先日塩野七海女史の十字軍の著作の中に タンクレディが活躍する、、とあるのでロッシーニのオペラのタンクレディと関係があるのかと、ちょっと期待させる様な事を書き込みましたが、訂正します。

オペラのタンクレディは時代が1005年の設定に対し、塩野さんの記載は1095年に出発した第1次十字軍遠征ですから 少々時間のずれがあります。

では別の人物かというとそうでもなく、原作はタッソーの「エルサレムの解放」とヴォルテールの「タンクレード」ですので、エルサレム攻防戦に必要不可欠な人物その人だとおもいます。

塩野氏が語るように、タンクレディの活躍なくしてはエルサレム解放はありえなかったかもしれないほどで、若いわりに先を読める優秀さを持ち、与えられた少数の手勢で見事に役目を果たします。

Wikipediaで調べても同じでした。

つまりオペラのストーリーは正確な歴史に基づいている必要はなく、多少ずれがあっても何ら支障があるわけでもなく、こんなことを調べた私が相当ヒマだという結論に相成りました。

十字軍物語の1巻は他に 「カノッサの屈辱」の後のローマ法王と神聖ローマ帝国皇帝との力関係が意外で、世界史ではこんなこと教えてもらえませんでした。

パリで見てきたクリュニー中世博物館とクリュニー修道院とは全く別だということもわかりました。

最近「修道士カドフェル」を読んだのですが、丁度この第1次十字軍からイングランドに帰ってきたところから物語が始まります。

修道士がいろいろな事件を解決する話ですが、その中の1編で、女性の金髪を見て北方の民族がこんな南に来ていることを改めて認識した、、とありました。

塩野さんのローマ人の物語の「長身の碧眼金髪」と恐れられていた北方の蛮人をおもいだしました。

歴史の本は本当におもしろいです。

映画の見方も変わってきます。戦争の場面や砦の内部など、こんなものを着て、こんなものを作って高い城郭も乗り越えられて、、、などなど。

しかもオペラは歴史ものが多く、知りたいことが山ほどあるので興味津々です。 

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