塩野七生女史の著作とオペラ 

去年から今年にかけて 塩野名七生さんのローマ人の物語と、ローマ帝国滅亡後の地中海を読んでいます。

オペラファンならきっと興味津々な箇所があちこちにあります。

先ずモーツアルトの「皇帝ティトの慈悲」のティト

父親から受け継いだ帝位を、誠実にこなそうと努力した皇帝です。

ただこの方の治世中、ベスビオス火山の噴火だけでなく、大火、疫病の蔓延など、短い時期に大きな災難が連続。

ユダヤ人であるという理由で思う人と結婚も儘ならない人生だったそうです。

余談ですがベスビオスが噴火する10数年前相当大きな地震があったそうで、前兆だったのではと塩野さんは書いてられますが、最近富士山がいつ噴火しても、、、という報道をよく聞くので、あまりいい気がしません。

自然災害はもう沢山です。

これも余談ですが、小澤征爾の恩師斉藤秀雄氏がベルリンに留学中に関東大震災があり、遅く届いたニュースには富士山がぶっ飛んだと尾ひれまで付いていたそうです。

次にやはりモーツアルトの「ポンテの王ミトリダーテ」

アジアの王様で実在の人物、私は神話か何かのお話かと勝手に決め込んでいました。

大変卑怯で、懲りない御仁で、ローマ帝国が弱い体制になると攻め込んでくるのですが、最後は確か息子に裏切られて死んだと思います。

そしてヒーロー ジュリアス・シーザー!

塩野さんもシーザーに2冊も費やしているほど、書くことの多い魅力ある人物

グレイト!と言わずにはいられない将軍で、敵よりはるかに勢力は劣っても勝ってしまうのです。コロンボか!と思うほどの展開に机を叩いて「頭いい~!」と叫びました。

更に、負けた敵を簡単に許してしまいます。
また歯向かってきたら戦うまでだ!と。

100年先を見据える大きいビジョンを持つ政治家、エコノミストで、庶民にも元老院での討論の内容を知る権利があると考え、壁新聞みたいな物を張り出したり、読み書きを教える教育システムを作るなど、庶民に人気があったのも頷けます。

また彼の文は明快で格調高いとキケロのおりがみつき!

その反面レディキラーでもあり、元老院でラブレターを読んでいるのを見つかったり、チョイ悪な面白い人生だったと思います。

こんなに痛快な人物(人生)が 何故もっと多くのオペラにならなかったのか不思議なくらいです。

長くなったので次回にベルディの「シモン・ボッカネグラ」を書きます。





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